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健康なるもの

1月24日 COMICCITY東京137にて無配したシナリオです。
「健全な精神は健全な肉体に宿る」を意識しつつ伊藤計劃の『ハーモニー』や『PSYCHO-PASS』に影響されながらのシナリオです。
セッションにあたって改変はご自由にどうぞ。

はじめに                     
本シナリオはルールブック「Call of Cthuluhu2010」を基に作成されたシナリオである。
舞台:現代日本  プレイ人数:2-3人 
本シナリオは人の健康に関するものであるため探索者作成に当たってそれぞれどのような健康理念を持っていると導入がしやすくなるだろう。
あらすじ                 
健康的な理想のスタイルへ。現代では大多数が求める理想に効果的に近づけると話題の健康クラブが存在した。一方その裏では怪しい噂が絶えなかった。探索者達はクラブの健康理念に共感を得て体験に応募した者や、噂に引きつけられ真相を探求する者であり、クラブの真実に接触することとなる。
―シナリオ背景―
健康クラブは所長を中心にその健康理念に近づくためならば体内に医療分子を埋め込み健康状態を監視させることも厭わない。その医療技術は人ならざるものミ=ゴから技術提供を受けている。一方ミ=ゴの目的は統一された要素をもち不確定要素をなるべく排除した人間マウスの生成、それに伴う人体実験である。
不穏な噂                    
主にネットなどで囁かれている噂として裏で人体実験が行われている、人が失踪する、夜中奇妙な鳴き声がするなどがある。しかしそれらは噂の域を出ないものである。
館内                   
体験だと申し出れば簡単な館内の説明のあと認証を渡される。リストバンドのように手首にはめるタイプでこれを付けていれば扉に認識され館内を自由に歩くことができる。
館内は清潔でピンクや淡いブルーなどやわらかな色彩が特徴的だ。トレーニング器具、プールなど一般的なジム設備に加えカフェの併設、健康コンサルタントと面談もできるカウンセリングルームが用意されている。
館内で各々の時間を過ごしている会員は探索者たちと似たようなリストバンドを付けているが異なる点として認証を通るたびにモニターに数値が映し出される事が挙げられる(探索者であれば体験と表示されるだけである)。そこには身長、体重、体脂肪率など個人的な数値やグラフ、ランクに応じたカラーリングがされている。また会員たちは本心からここの制度は素晴らしいものだと考えておりそのため素晴らしさを探索者たちにも知ってもらおうと奇妙なほど親切に接してくる。余程気分を害するような接しなければ知っていることを教えてくれるだろう。
・体重体脂肪などの数値とは別に食するもの、日々の過ごし方から健康指数が導き出されランクに割り振られ、すべてシステムが計算している。
・ランクはG>I>M>Oの四段階である。大多数はMランク、Gはあまり見かけない。
・常に見られているという意識が意欲となり、他人のも同様に見れるので不公平に感じない。
・会員のリストバンドには静脈認証による個人識別や電子マネーの役割も果たす。すべて館内のデータベースに管理されている。
・噂については根も葉もないものである。しかしスタッフには認証システムを体内に埋め込んでいるものもいるようで人体実験と呼ばれるのはそのためではないか。
<目星><アイディア>技能などで指数が上位の者ほど体型の差異は少なく皆均一化されているような感覚に襲われる。痩せすぎず太りすぎず同じような体型、マネキンのような没個性に探索者は恐怖を覚えるSANチェック<0/1d3>
健康コンサルタント           
このクラブ最大の魅力は健康コンサルタントの常駐である。ライフデザインと呼ばれ生活習慣や適切なサプリ、些細な相談に対する助言まで与えてくれる。体験の一環としてまずは健康コンサルタントと相談しましょう、と探索者はコンサルタントのいる部屋に通される。
コンサルタントの背後にもまたモニターがあり数値が映し出されており、ランクはIである。どうやら心拍数なども表示されており探索者が脅すなどすれば反映されるだろう。また嘘をついているとわかりやすくなる反面危害を加えればシステムが感知して別のスタッフが駆けつけてくるかもしれない。コンサルタントが激情すればリストバンドからピピッと警告音がなりコンサルタントはそれに応じて自分を律するように水を飲む、サプリを口に含むなどする。
クラブの理念は健康なライフ、心身が健やかに過ごせることだ。律された規則的な生活、運動、それらから導き出される指数、動向を常時監視することで些細な変化を些細なまま見つけ出し対処可能にする。これらは病を前兆のままで、悩みは軽微なまま対処できる。人はなにか自分を肯定してくれるものを欲している、ここはそれを提供し会員は得た自信を胸に理想のライフスタイルを過ごしている。
・Gランクスタッフは体内にチップを埋め込んでいるより高度なシステム保持のためで同意を得ているものなので問題ない。
・システム演算は地下の大規模なコンピューターが行っている。たまにゴウンゴウンと音がなることもあるので鳴き声というのはそれではないか。
・人が失踪というのはありえないデタラメだ。なおも追及するとリストバンドの警告音が断続的に続くようになりもうなにも知らないのだと、Gランクに聞けばいいと探索者のリストバンドの通行証を書き換えてくれる。
バックヤード               
スタッフオンリーと記された扉を探索者がくぐると一般的なバックヤードから所長室と記された扉、地下に続くような扉がある。所長室と記された部屋にはリストバンドで通過できるが地下への扉は<鍵開け>などのアナログな技能が必要である。
所長室:「待っていた」との声に迎えられた探索者は所長の姿を確認する。その背後には見たことのない甲殻類のような身体に背びれがついた生き物が控えている。SAN<0/1d6>。探索者は健康コンサルタントの罠で誘いこまれたようだ。
地下:長い階段を降りると採掘場のような空間が広がっている。なによりも目を奪うのは眼下に広がる複数の円筒形の容器だ。すべてがソケットを通じて中央のコンピューターにつながっており会員すべてのデータが浮かび上がっては消えている。異様な光景をみた探索者はSANチェック<1/1d5>。そして探索者らの背後から「見てしまったね」と所長がミ=ゴと供に姿を表す。
クライマックス              
所長は健康という価値をなによりも情熱を注ぐ人物である。その熱意はミ=ゴとの出会いによって狂信的なものへと変貌した。技術提供を受けることで得たものは人の身体を監視することを可能にする技術、それらを処理できる人間の脳を使ったコンピューティングシステムである。
人は誰しも生きるという基本的なことに苦痛を感じている。しかし健康ならばそれを最小限に抑えることができる。不摂生は必ず肉体に刻まれる、それを感知し理性で自分の身体をコントロールできる人間は未来に生きるべき人間だ。その崇高な生活のためならば冒涜的な存在の力を借りることはなにも問題はなく、人は指数が素晴らしいものであればどこから来ているか知らなくても平気で目を瞑れる。
戦闘フェーズに伴い探索者の人数などに合わせてミ=ゴの増減を推奨する。
健康クラブの所長:<噴霧器>40%

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[ 2016/02/01 15:22 ] シナリオ | TB(-) | CM(0)

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